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糸リフトのデメリットとは?メリットや失敗しない方法もご紹介します
糸リフトには、老けた印象や疲れた顔の原因となる、顔のたるみを改善してくれる効果が期待できます。
しかし、糸リフトにはメリットだけではなく、デメリットも存在します。
実際に糸リフトを受ける前に、デメリットについてもよく把握しておきましょう。
本記事では、糸リフトの仕組みや効果、メリットやデメリット、失敗しない方法などをご紹介します。
顔がたるむとどのように見られる?
糸リフトの施術に興味を持っている方の多くは、顔のたるみに悩みを抱えています。
顔のたるみの原因は、コラーゲンの減少や筋力の低下、むくみなどが挙げられます。
顔のたるみは見た目に大きく影響しますが、顔がたるんでしまうと、見た人にどのような印象を与えてしまうのでしょうか。
老けた印象を与える
年齢を重ねていくにつれ、顔の筋肉が衰えていきますが、顔のたるみは30代に入ると現れ始めます。
顔の中でも、特に頬がたるむと、ほうれい線が目立って老けた印象になります。
頬だけではなく、目元や顎のたるみも老け顔の原因となるため、注意が必要です。
ほうれい線やしわは、肌乾燥によってさらに深くなってしまう可能性があり、放置すれば悪化してしまいます。
口角が下がってきたと感じたり、顎の形が以前と異なってきたと思ったりした場合は、頬の皮膚がたるんできたサインです。
顔の印象が若いころと異なると気づいたら、早めに対処する必要があります。
疲れているように見える
疲れているように見えてしまう「疲れ顔」の原因は、皮膚のたるみにあるといわれています。
皮膚のたるみやしわがある顔は、見た目の年齢を上げるだけでなく、見た人に疲れた印象を与えてしまうのです。
普段からマスクをしていると、露出している目元に視線が集まりやすくなっているため、目元のたるみやしわが余計に目立ってしまいます。
疲れているように見えてしまう顔は、周囲に良い印象を持たれません。
「顔が疲れているように見える……」という方は、原因となるたるみの改善を早めに行った方が良いでしょう。
目元が暗く見える、目が小さく見える
目の周りにあるまぶたを支えるための筋肉は、加齢により衰えてしまいます。
支えを失ったまぶたは重力に負けてしまい、皮膚が下がります。
まぶたの皮膚が目に覆い被さった分だけ、以前は見えていた目の範囲が狭まってしまい、目が小さく見えてしまうのです。
どの部位にもいえることですが、若いころに比べて見た目が変わってしまったと感じる大きな原因として、筋肉の衰えによる皮膚のたるみが挙げられます。
顔が大きいような印象を与える
遺伝や骨格、脂肪など、顔が大きく見える原因は、改善できるものから改善が難しいものまで、いくつか存在します。
むくみやたるみもまた、顔が大きいような印象を与えてしまう原因の一つです。
むくんで顔が膨んだり、肌がたるんで皮膚が伸びたりすると、元々の顔の大きさよりも大きく見えてしまうでしょう。
むくみは、水分や塩分、アルコールの摂取量が原因で発生する場合と、血行不良が原因で発生する場合に分かれます。
むくみは生活習慣を改めることで改善できるケースが多いですが、たるみは自力での改善が難しいものです。
普段からケアを重点的に行っていたとしても、加齢や筋肉の衰えによるたるみは、ケアではカバーしきれません。
そのため、たるみが原因で顔が大きく見える場合には、医療技術を頼って悩みを解消する方が多いのです。
糸リフト(スレッドリフト)とは
糸リフトは、たるみやしわの改善に効果的な施術の一つです。
どのような仕組みで、具体的にどのような効果が得られるのでしょうか。
糸リフトの仕組みと効果
糸リフトは、細い糸を皮膚の下に通して顔をリフトアップする施術であり、糸によって物理的に皮膚や皮下組織を持ち上げる仕組みとなっています。
糸リフト専用の針を使用して糸を通すため、他の美容施術と異なり、外科的な手術を必要としません。
皮膚を切らずに施術ができるので、術後の傷が目立たなかったり、ダウンタイムが少なかったりといったメリットも数多く存在します。
糸リフトの効果として、マリオネットライン(口元から顎までのしわ)やほうれい線、たるみの改善の他に、ハリやツヤのある肌に導いてくれます。
糸リフトのメリット
たるみやしわの改善に糸リフトを選択すると、以下のようなメリットが得られます。
効果が持続する
糸リフトは、使用する糸によっては、半永久的な持続効果が得られるものもあります。
体内で溶けて徐々に体外へと排出される「吸収性」のタイプと、糸として体内で残り続ける「非吸収性」のタイプがあります。
どちらも効果は持続しますが、非吸収性のタイプは糸として体内に残り続けるため、効果が持続するイメージを掴みやすい方が多いでしょう。
吸収性の糸は、溶けた後は効果がなくなってしまうという印象を持ちやすいですが、糸の刺激によって生まれた肌の繊維が残るため、糸が溶けた後でも糸リフトの効果は継続するといわれています。
施術の跡が目立ちにくい
糸リフトは、外科的な切開施術ではなく針を用いた施術であるため、傷跡が目立ちません。
糸リフトの施術後は、顔の横側に点のような跡が残る程度で、施術直後であっても髪で隠してしまえばわからないほど小さいです。
大きな傷跡が残らない、点のような跡は数週間程度で回復して見えなくなるといった点も、糸リフトのメリットだといえます。
ダウンタイムが短い
施術から効果を実感できるまでの時間が短いという点が糸リフトのメリットですが、ダウンタイムが短いのもメリットの一つです。
切開を伴う施術の場合は、術後から傷が目立たなくなるまで時間を要してしまいます。
しかし、糸リフトは傷の範囲が狭いため、施術直後から普段通りの生活を送ることが可能です。
糸リフトのダウンタイムは、1~3日程度だといわれています。
まれに内出血を伴うケースもありますが、数週間程度で自然に治まります。
ダウンタイムが短く、施術のために仕事や学校を休まなくても良いという点も、糸リフトの魅力の一つだといえるでしょう。
糸リフトのデメリット
糸リフトによるメリットもありますが、デメリットも存在します。
具体的には、どのようなデメリットが考えられるのでしょうか。
切開する施術に比べると効果が低い
糸リフトは、傷も小さく短時間で終わるため、美容施術初心者さんにもおすすめの施術です。
しかし、切開を伴う施術と比べてしまうと、やや効果が低い場合もあります。
たるみやしわの状態によっては、糸リフトよりも他の施術の方が適していると判断されることがあります。
切開を伴う施術でなければ改善できない場合もあるので、医師とよく相談して施術を選択しましょう。
一定の期間で繰り返し施術を受ける必要も出てくる
半永久的に持続するといわれている糸リフトの効果ですが、永久ではなく半永久的であるため、一定の期間で繰り返し施術を受ける必要があります。
糸リフトの刺激によって、糸が溶けた後でも肌の繊維が顔のたるみを改善してくれますが、施術直後の状態が永遠に続くわけではありません。
一定の期間で繰り返し施術を受けた方が高い効果を維持できますし、良い状態を保つことができます。
感染症のリスクが生じる可能性もある
切開が必要な施術に比べると、感染症リスクはそれほど高くはありませんが、施術の際に使用される糸の種類によっては感染症のリスクが生じるケースもあります。
糸リフトに使用される糸は、吸収性で最終的には体内で溶けて排出されるタイプと、非吸収性でずっと皮膚の下に残り続けるタイプがあります。
非吸収性の糸は一度埋め込まれるとずっと残り続けるため、感染症の原因になる可能性があるのです。
近年では、非吸収性の糸を使用するケースは減少傾向にあるため、感染症リスクはそれほど高くないといえるでしょう。
医師の腕前によって仕上がりや術後の状態が異なる
どの施術でもいえることですが、希望通りのデザインに仕上がるか否かは、担当医師の腕前によります。
仕上がりは目に見えてわかるため、誤魔化しがききません。
糸を通した跡がデコボコになって顔の表面に表れたり、皮膚が引きつって違和感を抱いたりするケースもあります。
また、術後の状態が悪くなってしまう場合もあるため、施術経験が豊かな技術力のある医師が在籍するクリニックを選ぶことが大切です。
糸リフトによくある失敗
糸リフトは、切開を必要とする施術に比べると失敗が少ないです。
針と専用の糸を使用して、皮膚の下に糸を通して皮下組織を引き上げる施術であり、肌を大きく切開するようなことはありません。
しかし、医師の腕前や施術後のケアによっては、失敗してしまうケースも存在します。
どのような失敗例があるのか、事前にチェックしてリスクを把握しておきましょう。
皮膚がデコボコになる
専用の糸(スレッド)を使用して、皮下組織を物理的にリフトアップする糸リフト。
糸の挿入位置は、デザインや皮下組織の状態によって異なります。
糸の挿入位置を誤ってしまうと、顔の皮膚がデコボコとした不自然な形になってしまいます。
糸リフトは失敗が少ない施術ですが、表皮と糸を平行に保ちながら挿入する必要があり、糸がずれてしまうと、表皮のデコボコが目立つ仕上がりとなってしまうのです。
糸が透けて見える
糸リフトは皮膚の下に糸を挿入しますが、皮膚の厚さには個人差があるため、糸の種類や患者様の状態に合わせた施術が必要となります。
皮膚が薄い場合、皮下組織の浅い位置に糸を通してしまうと、糸が透けて見えてしまう可能性があります。
糸リフトは、挿入位置が深過ぎても思ったような効果を得られませんが、浅過ぎても透けて見えるというデメリットに繋がるのです。
引きつった顔になってしまう
糸リフトで用いられる糸にはいくつか種類があり、糸によってそれぞれ特徴が異なります。
そのため、糸の性質を見極めながら施術を行う必要があります。
リフトアップを希望した場合、リフトアップ効果の高い糸を使用するケースがありますが、元々リフトアップ効果の高い糸を使用して施術する場合、引き上げ過ぎてしまうと顔が引きつってぎこちない表情になってしまうでしょう。
希望のデザイン、糸の種類、個人差のある皮膚の状態を見極めて対応する必要があるので、経験や技術が伴わない医師に当たってしまうと、満足のいく仕上がりにならなかったり、副作用が出てしまったりする恐れがあります。
糸リフトで失敗しないために
糸リフトは失敗が少ないといわれていますが、クリニック選びを慎重に行わないとリスクが生じてしまいます。
糸リフトで失敗しないために、クリニックの選び方をチェックしておきましょう。
経験豊富な医師がいるか
糸リフトの仕上がりは、医師の経験や技術に大きく左右されます。
糸リフトで失敗しないためには、経験豊富なベテラン医師がいるクリニックを選ぶようにしてください。
クリニックの多くは、在籍している医師の紹介をホームページで行っています。
どの施術が得意なのか、どれくらい症例を扱ってきたのか、詳しく記載されているクリニックを探してみましょう。
カウンセリングやアフターケアなどしっかりしているか
医師だけではなく、クリニック全体が安心して施術を受けられる環境かも大切なポイントとなります。
施術前に時間をかけてカウンセリングを行っているか、施術後にアフターケアが受けられるかといった点が重要になってきます。
カウンセリングでは、クリニックがおすすめするデザインを優先せずに、自身の希望をしっかりと汲み取ってくれるかという点も判断基準になるでしょう。
クリニックによっては、希望を無視したデザインを推してくるケースもあるため、施術後の仕上がりに満足いかず失敗と感じる方もいます。
また、術後の副作用が出た場合の診察についても、アフターケアとしてサービスに含まれているクリニックが望ましいといえます。
まとめ
糸リフトは、顔のたるみやしわの改善に効果が期待される施術です。
メリットも多くありますが、その反面デメリットも存在します。
副作用や感染症といったデメリットが考えられるため、施術前にクリニックにしっかりと確認を取り、カウンセリングで不明点や不安な点を解消しておくことをおすすめします。
糸リフトについてさらに詳しく知りたいという方は、ロレシー美容クリニックへご相談ください。
福留 斉
HITOSHI FUKUTOME
ロレシー美容クリニック院長
医学部卒業後、研修医として網走(北海道)の病院に勤務、その後、某大手の美容外科クリニックにて多くの施術を経験する。
自身の理念を形にして患者様に提供するために、ロレシー美容クリニックを開業。
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