Face lift ニキビ・ニキビ跡の治療
繰り返すニキビ肌は良くなるの?
ニキビの原因は様々で、原因を一つに絞るのが難しいと言われています。
外的要因と内的要因を考えて適切に治療していくと、ニキビは悪化せず良くなります。セルフケアで改善されないニキビは、医療機関で診てもらうことをおススメします。悪化し、炎症ニキビやニキビ跡になる前に治療しましょう。
ニキビができる経過について
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皮脂が毛穴に詰まるのがニキビの始まりです。
ニキビは毛穴の中で『皮脂が詰まる』ことが原因で出来ます。皮脂を栄養とする『アクネ菌』などの細菌が毛穴の中で増殖しニキビの初期段階である『白ニキビ』が出来ます。この状態は『面ぽう』『コメド』とも言われています。
初期の段階のうちにケアをすることでニキビの進行を防げれます。
ニキビはアクネ菌が増殖することで悪化します。
『黒ニキビ』は初期の段階に出来るニキビで、酸化し黒くなっている皮脂が毛穴を詰まらせ黒く見えている状態です。
第二段階の『赤ニキビ』は皮脂がたまりアクネ菌が増殖し、毛穴の周りが炎症をおこしている状態です。
第三段階の『黄ニキビ』は赤ニキビより炎症が広がり毛穴の壁が破れて化膿している状態です。
ニキビが炎症する原因は、増えすぎた菌に対抗するため免疫が働いて炎症を起こしているので、放っておくと菌がさらに増え、炎症が悪化していき、ニキビはますます酷くなります。
ニキビが悪化するとその後はニキビ跡になります。
ニキビが悪化すると治った後に、ニキビで出来た傷跡が残る可能性があります。
ニキビ跡は傷跡と同じような、赤みを帯びている状態や茶色く色素沈着になっている状態、クレーター(凹み)の状態で残ります。
ニキビ跡になると改善するのに時間がかかる場合が多いため、初期の段階でニキビケアをすることをおススメします。
思春期ニキビ・大人ニキビの違い
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思春期ニキビができる原因は?
思春期ニキビは9歳〜18歳ごろに子供から大人へと変わる時期に多く発症します。この時期はホルモンバランスの変化により皮脂が過剰に分泌されやすく、まだ毛穴が小さい時期でもあり、皮脂が毛穴に詰まりやすいのでニキビが多発します。思春期ニキビは皮脂腺が多い場所に出来やすく、胸元や背中、お顔のTゾーン、こめかみや頬のあたりに多く発症し、赤ニキビや黄ニキビまで発症しやすいのが特徴です。ホルモンバランスが安定する20歳に近づくにつれて、徐々に落ち着いてきます。思春期ニキビができる原因○成長期によるホルモンバランスの変化により皮脂分泌過剰になりできます -
大人ニキビができる原因は?
大人ニキビは、思春期ニキビと違い原因が様々です。できる場所は皮脂腺が密集しているところに関係なく、お顔のUゾーンやフェイスラインなど乾燥しやすい場所に多く発症します。大人ニキビは角質が厚くなり、皮脂分泌が過剰になることが重なると発症しやすくなります。
角質層が厚くなる要因としてお肌が外的刺激を受けやすい状況が続くと(間違ったスキンケアや紫外線など)バリア機能が低下し、肌を守ろうとして角質層が厚くなります。内的要因では生活習慣の乱れが、お肌の代謝(ターンオーバー)に関係し、古い角質がうまく剥がれなくなることで角質が厚くなります。
皮脂分泌が過剰になる要因として油分が多い食生活や過度なストレスは皮脂分泌過剰になる要因となります。女性は生理周期でおこるホルモンのバランスで皮脂分泌が過剰になりニキビが発症しやすくなります。大人ニキビができる原因大人ニキビは、生活習慣や偏った食事、喫煙や過度な飲酒、間違ったスキンケア、ストレスなど、様々な要因が複雑に重なり発症しやすくなります。 -
普段から心掛けたいニキビ対策として
スキンケアの見直し
お肌のケアだと思い使用しているものが、お肌に逆に負担がかかっていてトラブルを招いているケースがあります。ニキビ肌は、刺激が少なく、角質を柔らかくするスキンケアを使用するのがおススメです。ご自身のお肌がオイリースキンのニキビ肌かドライスキンのニキビ肌かでもスキンケアの仕方が変わってきます。医療機関でもスキンケアの購入が可能なので、正しい皮膚の知識を持っている医療機関で購入することをおススメします。
ビタミン摂取を心がける
ニキビ改善に働くビタミンの摂取はニキビ予防・改善に繋がります。中でも積極的に取り入れたいのが、代謝に働くビタミンB群です。ビタミンB2は皮脂分泌のコントロールをしてくれる栄養素です。ビタミンは人が体内で作ることができない栄養素で摂取しても蓄積されにくく、排出されやすいため、定期的に取り入れることが必要です。日頃の食事に加えてサプリや内服薬で補うことをおススメします。・ビタミンB2が多く含まれる食材…牛肉、ぶた肉、牛乳、納豆、青魚など
睡眠不足はNG 規則正しい生活習慣を意識する
睡眠不足は、皮膚の回復を助ける成長ホルモンの分泌を妨げ、ターンオーバーの乱れに繋がります。成長ホルモンは寝ている間に分泌されるホルモンです。睡眠はしっかり取り、規則正しい生活リズムを意識しましょう。