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ショッピングスレッドリフトの本数は?どこに何本必要?目安や効果は
フェイスラインを整え、小じわ改善や小顔効果が期待できるショッピングスレッドリフトですが、使用する針の本数は何本くらいなのか、具体的にどのような効果が得られるのか、気になるという人は少なくないでしょう。
本記事では、ショッピングスレッドリフトの基本的な情報から、使用する針の本数、具体的な効果について解説していきます。
ショッピングスレッドリフトとは
ショッピングスレッドリフトは、顔のたるみや小じわ改善、小顔効果が期待できる施術であり、肌の代謝が良くなることで、リフトアップだけでなく美肌効果も望めます。
針と糸を皮膚の下に挿入し、針だけを引き抜いて皮膚の下に糸を残し、気になる部位のお悩みを改善してくれます。
ショッピングスレッドリフトは、糸を埋め込むことにより、術後すぐに効果を実感できるのが特徴です。
施術で使用される糸は髪の毛よりも細く、半年から1年程度で体内に吸収され、やがて体外へ排出されていくため、重度の後遺症が残るようなこともありません。
ショッピングスレッドリフトのメリット
ショッピングスレッドリフトを受けるメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。
主なメリットを5つ、確認していきましょう。
医療現場で使われるスレッド(糸)を使用
ショッピングスレッドリフトに使用されるスレッド(糸)は、医療現場で使われるものです。
皮膚の下に残す糸がどのようなものなのか、体に影響がないかなど不安に感じている方もいるでしょう。
ショッピングスレッドリフトで使用されているのは、PDOやPCLと呼ばれる髪の毛よりも細いスレッドで、体へのダメージも少なく済むという特徴があります。
吸収性も高く、半年から1年ほどで体内に溶けて吸収されるため、糸を引き抜く必要はありません。
PDO
PDOは「ポリデオキサノン」と呼ばれる体内に吸収される医療用の糸で、摩擦が生まれやすいという特性があり、組織を持ち上げる力があります。
顔の至るところで使用でき、細かいしわへの効果を実感しやすいです。
後述のPCLに比べると体内に吸収される時間が早いため、持続期間が短く感じます。
リフトアップ効果も普通程度なので、「急に顔が変化したと思われたくない」、「大幅な変化は望んでいない」といった方や、初めてショッピングスレッドリフトを受けるという方に向いています。
PCL
PCLは「ポリカプロラクトン」と呼ばれる柔軟性に優れた医療用の糸です。
しなやかさがあり、形を自由に形成できるため、様々な医療分野で使用されています。
顔の部位だと目元や口元など、普段からよく動かす箇所に使用されることが多く、違和感が少なくフィットしてくれます。
PDO同様、体内に吸収される糸ですが、分解速度が遅いため効果の持続期間が長く、2年程度だといわれています。
PDOよりリフトアップ効果が高く柔軟性があるPLCは、口周りのようによく動かす部位にお悩みを抱えている方や、クリニックへ行く頻度を少なくしたいと考えている方に向いているといえるでしょう。
たるみ改善になる
ショッピングスレッドリフトは、たるみの改善効果が期待できます。
加齢により、肌は徐々にたるんでしまい、様々な方法で改善を試みてもなかなか効果が実感できないという方も少なくありません。
その点ショッピングスレッドリフトは、糸が皮膚の下に残り、肌を引き上げてくれます。
直接的なアプローチが行えるため、すぐに効果を得たい方にとっては、かなりのメリットだといえるでしょう。
他にも、糸の埋め込みにより真皮に刺激が与えられ、コラーゲンを生成してくれます。
ハリが出てきたり、糸を挿入する箇所によっては、ほうれい線や二重顎の改善も見込めたりします。
小顔が目指せる
小顔効果もショッピングスレッドリフトのメリットとして挙げられます。
糸を埋め込むことで周辺組織が刺激され、自己治癒力が働くと、時間の経過に伴って肌が引き締められるのです。
PDOスレッドには脂肪減少作用もあるため、顔の脂肪が気になる箇所に埋め込むことで、小顔や顔痩せを目指すことも可能です。
コラーゲン増産でハリやツヤのある美肌に
ショッピングスレッドリフトは、針と糸を使って、肌に直接アプローチしていきます。
針と糸は、肌の内側に微細な傷を作って刺激を与え、コラーゲンの生成を促すため、肌にハリと弾力が戻ってほうれい線が目立たなくなるのです。
使用する糸によって、コラーゲンの生成量も異なるので、目的によってどの糸を使用すれば良いかが変わってきます。
診察時やカウンセリング時に、お悩みや目的を明確に伝えた上で、医師と相談して決めてください。
切開せず、ダウンタイムも少ない
外科手術を必要としないショッピングスレッドリフトは、ダウンタイムが短いのがメリットです。
美容系の施術には切開するタイプのものもあるため、施術内容によってはダウンタイムが長く、なかなか腫れが引かなかったり人前に出られなかったりすることも少なくありません。
ショッピングスレッドリフトは、切開を必要としない施術であるため、肌へのダメージが少なく済みます。
内出血や多少の腫れが現れる方もいますが、大半が1週間程度で治まるでしょう。
施術後にショッピングが楽しめるほど軽い施術という由来から、「ショッピングスレッドリフト」と呼ばれています。
ショッピングスレッドリフトを行う箇所と必要な本数
施術する部位や目指す効果によって、ショッピングスレッドリフトを打ち込む本数は異なります。
必要な本数や目安について、確認していきましょう。
施術箇所ごとの本数目安
施術箇所によって変動するショッピングスレッドリフトの本数ですが、おおよその目安は以下の通りです。
フェイスライン(両方)…30本〜50本
ほうれい線(両方)…20本
目元(両方)…20本
二重顎…30本
頬(両方)…30本〜60本
マリオネットライン…20本
施術できる箇所を見てわかる通り、ショッピングスレッドリフトでは、部分的な治療が可能です。
顔全体ではなく、口周りやフェイスラインといった一部だけが気になるという方でも、気軽に受けられるでしょう。
主な施術箇所は顔が中心となっていますが、顔の中でも施術可能な箇所はクリニックによって異なります。
一箇所につき、どの程度の本数が必要と考えれば良いの?
施術をするにあたり、一箇所につきどの程度打ち込めば良いのだろうと疑問を持っている方もいるでしょう。
必要本数には個人差がありますが、施術箇所ごとに、最低でも20本程度必要と考えておいてください。
20本あれば、糸をメッシュ状に入れることができるため、効果をより実感できるからです。
定期的に施術している方であれば、左右合わせて60〜80本ほど打ち込む方もいます。
麻酔やクーリング(冷却措置)で痛みを軽減できるので、施術中の痛みに関してはそれほど気にならないという方が多いですし、ベテランの医師であれば施術時間もそれほどかかりません。
ショッピングスレッドリフトの料金
ショッピングスレッドリフトの料金はクリニックごとに異なりますが、ロレシー美容クリニックでは、施術内容と本数で料金を定めています。
ショッピングスレッドリフトは、20本で66,000円、40本で118,800円、60本で165,000円、60本以上10本追加で25,300円です。
ビタミンC入りのショッピングスレッドリフトを選択した場合は、20本で99,000円、40本で178,200円、60本で247,500円、60本以上10本追加で37,950円です。
60本以上を選択する場合は施術が難しくなるため、その際は追加料金が発生します。
笑気麻酔は1回11,000円で受けられますが、麻酔は1回ごとに必要になるため、回数を分けずに同日中に行うのがおすすめです。
一括での支払いが難しいという方は、月3,000円から支払いができる医療ローンをご活用ください。
ショッピングスレッドリフトの施術の流れは?
ショッピングスレッドリフトの施術までの流れは、以下の通りです。
①医師による診察
②カウンセラーによる細かい補足、料金説明や同意書の記入
③糸の挿入位置のデザイン
④糸の挿入
⑤施術完了
まずは医師が肌の状態を確認して、施術可能かどうかを判断します。
施術内容と希望が適切かどうかも判断し、問題ない場合は専門のカウンセラーによる細かい補足や料金の案内、同意書の記入へ進みます。
カウンセラーとの話の中で、不安に思う点や疑問点があれば、お気軽にご質問ください。
糸の挿入位置は、お悩みを抱えている箇所を改善するために、適切な位置である必要があります。
挿入位置をしっかりとデザインすることで、希望に沿った施術効果が得られるでしょう。
糸の挿入時には麻酔を使用しますが、挿入が終わった後に問題がなければ、そのままご帰宅いただけます。
術後に強い痛みを感じたり肌にトラブルが出たりした場合は、施術を受けたクリニックに相談してください。
ショッピングスレッドリフトの効果が実感できるまでの時間と持続期間
ショッピングスレッドリフトは、効果が施術後1週間から1ヶ月程度経った頃に実感でき、半年〜1年程度効果が持続します。
効果が実感できる時期や持続期間は、打ち込んだ本数によるところや個人差がありますので、あくまでも目安になります。
定期的に施術を受けることでリフトアップ効果を持続できますし、その間コラーゲンが生成されるので、肌にハリやツヤが生まれる効果も期待できるでしょう。
ショッピングスレッドリフトのリスク・副作用・デメリットは?
ショッピングスレッドリフトは、ダウンタイムが短く早い段階で効果が実感できる施術ですが、リスクや副作用・デメリットが気になる方もいるはずです。
どのような副作用やデメリットなどがあるのでしょうか。
痛みや違和感があることも
外科手術をしないため、強い痛みを感じたり顔に大きな傷が残ったりするような心配は不要ですが、針を刺して糸を挿入することから微細なダメージを肌に与えます。
施術中は麻酔を使用することで痛みを感じにくくすることは可能ですが、施術後に痛みや違和感を覚えたり、肌が突っ張ったりするケースもあります。
ダウンタイム中は、軽い腫れやむくみ、内出血が出る方もいるでしょう。
大半が数日で落ち着きますが、強い痛みや腫れがなかなか治まらない場合は、施術を受けたクリニックにご相談ください。
施術後しばらく他の施術が受けられない
ショッピングスレッドリフトは、施術後1週間ほどダウンタイムが発生し、長い方だと落ち着くまでに2週間程度の時間を要する場合があります。
ダウンタイム中は、他の美容施術は受けられません。
ダウンタイム中に同じ箇所に別の施術を受けてしまうと、ダウンタイムが長引いてしまったり、症状が悪化したりする恐れがあるからです。
ダウンタイムが終わってもすぐに新たな施術は受けず、余裕を持って1ヶ月程度は空けてから別の施術を受けた方が良いでしょう。
クリニック選びに失敗すると施術の効果が得られない
技術に優れたクリニックや信頼性のあるクリニックを探すことが大切です。
クリニック選びに失敗してしまうと、効果が実感できなかったり、糸が肌から飛び出てしまったりすることもあります。
クリニックを選ぶ際には、料金やサービスだけでなく、医師の実績や技術にも注目してください。
ショッピングスレッドリフトについてよくある質問
ショッピングスレッドリフトに関する、よくある質問とその回答をまとめました。
ショッピングスレッドリフトの施術を受ける前に、よく確認しておきましょう。
施術後はどのような点に注意してケアすると良い?
施術後の数日間は、ダウンタイムを意識した生活を送ることが大切です。
腫れが気になる場合は、その箇所を冷やすようにしましょう。
施術を受けた日にシャワーやメイクをしても問題ありませんが、可能であれば避けた方が無難です。
アルコール摂取やサウナ、激しい運動はせず、施術箇所はできるだけ清潔にしてこすらないようにしてください。
ショッピングスレッドリフトの施術を受けられない方がいる?
ショッピングスレッドリフトは、施術で使用する針や糸の材料に使用される成分にアレルギーがある方や、妊娠中・授乳中の方は受けることができません。
皮膚に感染や炎症、基礎疾患や全身性の疾患を持っている方、ケロイドや創傷治癒に問題を抱えている方もまた、施術を受けられない可能性があります。
薬を服用している場合も受けられないケースがあるので、診察時やカウンセリングの際に申告するか、事前にクリニックに問い合わせをしてください。
糸リフトとの違いは?
ショッピングスレッドリフトと糸リフト(トゥインクルリフト)は、使用する糸の種類や、糸が体内で吸収されるまでの期間が異なります。
ショッピングスレッドリフトは、吸収性の髪の毛よりも細い糸を肌に数十本挿入し、線維芽細胞を刺激することで、様々な肌改善が見込める治療です。
挿入した糸は、数ヶ月〜1年という時間をかけて体内で吸収されるまで、皮下組織に刺激を与え続けるため、長期的なコラーゲン生成が期待できます。
糸リフトでは、「コグ」と呼ばれるトゲのようなものがついた糸を使用します。
糸を皮下組織に引っかけて皮膚を物理的に持ち上げるという、強力なリフトアップ効果が期待できるたるみ治療です。
ショッピングスレッドリフト同様、吸収性の糸を使用しますが、吸収されるまでにかかる期間は2~3年と、ショッピングスレッドリフトよりも長いです。
どちらも糸の挿入口は小さな針穴のみで、切開リフトに比べるとダウンタイムやリスクが低いといえます。
ショッピングスレッドリフトと糸リフトのどちらを選べば良いのかわからないという方は、医師にご相談ください。
患者様の肌の状態に合わせて、適切な施術をご提案します。
まとめ
ショッピングスレッドリフトは、たるみの改善や小顔になりたい方に向いている施術です。
針と糸を使用するため外科手術は必要なく、肌に大きな傷もつきません。
永久的な効果の持続は難しいものの、定期的に施術を受けることで、理想的なフェイスラインやたるみのない肌をキープすることが可能です。
顔に関するお悩みを改善したいという方は、ロレシー美容クリニックにご相談ください。
福留 斉
HITOSHI FUKUTOME
ロレシー美容クリニック院長
医学部卒業後、研修医として網走(北海道)の病院に勤務、その後、某大手の美容外科クリニックにて多くの施術を経験する。
自身の理念を形にして患者様に提供するために、ロレシー美容クリニックを開業。
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