Column コラム
2020/05/11
当院での感染予防対策
こんにちは!
ロレシー美容クリニック院長福留です!
開院が近づいてまいりました。
現在、世界的に新型コロナウイルス感染症(Covid-19)が蔓延しております。
当院では、大学病院ICUでコロナに感染した患者様への対応にあたっているDr、また感染症専門医に意見を聞き、医学的に根拠のある感染予防対策をマニュアル化して徹底して行なっております。
このウイルスはインフルエンザとほぼ同等か少し弱いくらいの感染力を持っています。
非常に強い感染力を持っていると言えます。
この新型コロナウイルスはインフルエンザウイルスと違い、容易に下気道に感染しウイルス性肺炎を引き起こします。
一方、インフルエンザは純粋なウイルス性肺炎というのはかなり稀です。
高齢者はインフルエンザへの罹患をきっかけに二次的な細菌性肺炎を発症し致死率が跳ね上がります。
70歳代以上ではインフルエンザに罹患すると死亡する確率が5%から8%という論文があります。
新型コロナウイルスでは全年齢での致死率(罹患した者のうち死亡した人数の割合)が日本では3%程度です。
これは数字のマジックです。陽性者数は実際には発表されている検査陽性者数よりもずいぶん多いという研究があります。
多くの研究者が日本での実際の致死率は1%以下だとする見方を示しています。
では、インフルエンザより楽観視できるか、といえば全くそうではありません。
一旦、ウイルス性肺炎を引き起こすと人工呼吸器が必要になる症例が多くなります。また、感染防御の為の医療資材、マンパワーが不足します。
50歳代とごく若年であっても人工呼吸器が必要になる症例が散見されると大学病院ICUドクターは話しています。
50歳代で昨日まで全く健康であった人が急転直下今日呼吸器が必要になる肺疾患などCOPDまたは間質性肺炎の急性増悪などごく限られた疾患に限られます。
このため、医療現場は非常に逼迫した状態にあります。
今、私たちに必要なことは「感染予防」です。この一言に尽きます。
これを当クリニックでは徹底的に行います。
私見ではございますが、今回の新型コロナウイルスについては、医療現場と経済と政治とマスコミの報道とを完全に分けて考える必要があると強く感じております。
医療現場は逼迫した状態にあります。これは事実です。一方、世界的に新規感染者数はピークアウトしてきております。
マスコミは国民の不安を煽れば煽るほど売り上げが上がるという現実があります。
当クリニックで行なっている具体的な対策については後日改めて記事にしてお伝えしたいと思います。
院長 福留