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糸リフトでほうれい線が改善できる?基本から施術の流れまで解説
ほうれい線の改善に有効だといわれている糸リフトですが、実際にどれほどの効果があるのか疑問を持っている方もいるでしょう。
どのような施術を行うのか、施術後の生活に変化はないのかなど、不安を感じている方もいるはずです。
本記事では、ほうれい線が濃くなってしまう理由から、糸リフトがほうれい線に対してどのようにアプローチするのか、糸リフトの施術の流れやよくある質問まで解説していきます。
糸リフトはどんな施術?
糸リフトは、コグと呼ばれる細かいトゲがついた糸を注射器で挿入して、垂れ下がってしまった皮膚を物理的に引き上げる施術です。
トゲと聞くと怖くなりますが、この細かいトゲが皮膚の中で刺激を与えることによって、コラーゲンの生成を促す効果が期待できます。
糸リフトでは、医療用の特別な糸を使用しますが、クリニックによって糸の種類は異なり、溶けて吸収される糸や溶けずにそのまま残る糸など様々です。
テスリフトやトゥインクルリフト、ショッピングリフトなど、施術の種類もいくつかあり、改善したいお悩みや部位によって施術の方法が変わってきます。
ほうれい線が濃くなる理由とは?
ほうれい線とは、鼻から口に向かってハの字に伸びているラインを指します。
骨格や頬の筋肉のつき方によって、目立ちやすい方とそうでない方に分かれます。
糸リフトの施術を受けることでほうれい線を改善できますが、そもそもほうれい線が濃くなってしまう理由は何なのでしょうか。
加齢によるハリの減少
ほうれい線は、歳を重ねると目立つようになるという特徴があります。
ハリが失われることによって肌がたるみやすくなり、ほうれい線の溝が深くなるからです。
加齢によるハリの減少は、コラーゲンやエラスチンという、肌のハリや弾力を支えてくれている繊維が減少することによって起こります。
コラーゲンやエラスチンは、歳を重ねることで質や量が低下してしまいます。
ほうれい線を改善したい、ほうれい線が目立つのを防ぎたいという方は、コラーゲンやエラスチンを積極的に摂取しましょう。
筋力の低下
年齢を重ねると体の筋力が衰えてしまいますが、顔も同様です。
年齢に関わらず、話をする機会が少ない、食事の際に噛む回数が少ない傾向にある方は、筋肉を使う時間が短くなって筋力が低下してしまいます。
表情筋や口周りの筋肉が衰えて皮膚や皮下脂肪を支えている力が弱まると、支えを失った皮膚が下がってたるんだ状態になってしまうのです。
表情筋が衰えると、顔まわりの血行が悪くなって代謝も低下してしまいます。
その結果、肌のハリや弾力が失われ、ほうれい線がさらに目立ってしまうという悪循環を引き起こす可能性も考えられます。
他にも、頬杖をつくといったクセは何度も積み重なると肌に定着し、ほうれい線へと変わっていきますし、片側ばかりを下にして寝る、猫背でうつむきがちの姿勢が多い場合もほうれい線の溝が深くなる原因となるので注意してください。
肌の乾燥
肌のハリが失われるとほうれい線が目立ってしまいますが、その原因の一つとして、肌の乾燥が挙げられます。
肌の潤いをキープしてくれる保湿因子と呼ばれるものも加齢に伴って減少していき、肌の水分量が減少します。
保湿が不十分な状態が続いてしまう、紫外線によるダメージを受けたまま放置してしまうと、肌の乾燥が進んでほうれい線の溝が深くなってしまう原因になるのです。
普段より肌が乾燥していると感じた場合は、日頃使用しているスキンケアアイテムを見直す必要があるかもしれません。
他にも、むくみによりほうれい線が際立ってしまう場合もあります。
特に40代以降は女性ホルモンのバランスが崩れて、むくみが生じやすくなるといわれています。
むくみによって影ができると、ほうれい線の溝を目立たせてしまう可能性もあるのです。
加齢による骨の萎縮
加齢によって影響が出る箇所として、肌だけではなく骨も挙げられます。
頭蓋骨をはじめとする骨は、年齢を重ねることで委縮してしまうためです。
例えば、頬骨の形が変わったり、眼窩が広くなったり、下顎骨が小さくなったりということが起こります。
これらにより、骨と皮膚、皮下脂肪や靭帯などのバランスが崩れ、ほうれい線を濃くする要因になるのです。
加齢により、骨とつながる靭帯にもゆるみが生じていると、ほうれい線をより濃くしてしまう原因になります。
糸リフトがほうれい線にどうアプローチしてくれる?
糸リフトは、こめかみ〜ほうれい線付近に向けて糸を挿入し、肌を引き上げます。
専用の糸でたるんだ皮膚を物理的に引き上げて、ほうれい線やマリオネットラインを目立たなくさせることが可能です。
また、糸リフトでフェイスラインをスッキリと理想的な形に整えることもできます。
フェイスラインのたるみが引き上げられて、小じわや口周りのしわが目立たなくなると、見た人に若々しい印象を持たれるでしょう。
ほうれい線だけにアプローチしたいのであれば、使用する糸は片側4本、両側で8本です。
フェイスライン全体を改善したいのであれば、左右合計で12本程度使用する場合もあります。
施術方法によって本数は異なりますが、一般的なほうれい線の糸リフトであれば、8~12本程度だと考えておくと良いでしょう。
糸リフトはどんな方におすすめ?
糸リフトは、どのような方が受けると高い効果が期待できるのでしょうか。
糸リフトが向いている方の特徴をご紹介します。
ほうれい線が目立ってきた方
糸リフトの施術をすることで、気になるほうれい線の改善が見込めます。
その他にも、ヒアルロン酸注射やレーザー治療でも改善が見込めますが、すぐに効果を得たい場合は、糸リフトがおすすめです。
糸リフトは、施術が手軽に受けられる上に効果が長続きするといったメリットがあり、施術後にもすぐに効果を実感できるため、ほうれい線をすぐに改善したいと考えている方には特におすすめです。
切らずにリフトアップしたい方
糸リフトのメリットとして、切開を必要としないという点が挙げられます。
糸リフトは、注射針を使用して専用の糸を通すことで肌に直接アプローチをし、フェイスラインを整えてくれます。
切開が必要となる施術を受けると、ダウンタイムが発生して落ち着くまでに時間を要してしまいますが、糸リフトはその日からメイクできるのが大きなメリットです。
施術の際に麻酔の使用やクーリング(冷却)もしてもらえるので、肌が落ち着くまでにそれほど時間はかかりません。
しわや顔のたるみに悩んでいる方
しわや顔のたるみにも、糸リフトは効果的です。
しわを直接的に改善する施術ではありませんが、こめかみ〜ほうれい線付近に向けて糸を挿入し、肌を引き上げることでしわが改善されることもあります。
しわに関してはあくまで副次的な効果ですが、たるみやほうれい線の改善が第一の目的である場合は、まずは糸リフトを試してみると良いでしょう。
特に口元のしわや、マリオネットライン、ブルドッグ顔で悩んでいるという方は、糸リフトの施術を受けることで悩みを改善できる可能性があります。
小顔になりたい方
糸リフトは、小顔になりたい方にも向いています。
糸リフトは細い糸で肌を引き上げる施術のため、たるんだ肌のリフトアップ効果が見込めます。
たるんだ肌を引き上げればフェイスラインがすっきりし、小顔に見えるのです。
たるみによってフェイスラインが崩れると、顔が以前よりも大きく見えることがあります。
また、老け見えしがちなため、気になるという方は多いでしょう。
小顔になりたい方や、フェイスラインを整えたい方には、糸リフトがおすすめです。
糸リフトのメリットとは?
ほうれい線改善のために糸リフトを受けると、具体的にどのようなメリットが得られるのでしょうか。
主なメリットを6つ、確認していきましょう。
施術後すぐに効果が実感できる
糸リフトは、施術を受けた後、すぐに効果を実感できます。
その日のうちに施術前と施術後を比較して違いを確認できるので、糸リフトによってどのように変化したのか、効果を実感しやすいです。
イベントや撮影といった大切な予定が近日中に迫っていて、すぐにほうれい線を改善したいという方には、大きなメリットだといえるでしょう。
切開せずにほうれい線改善が可能
糸リフトでは、メスを使わずに注射針と専用の糸のみを使用するため、切開せずにほうれい線を改善できます。
外科手術を受けた場合は、傷が残ってしまったり後々形が崩れてしまったりする可能性がありますが、糸リフトは切らずに糸を通す施術なので、術後のリスクを心配している方にもおすすめです。
ダウンタイムが少なくその日からメイクができる
ダウンタイムが短いのも、糸リフトのメリットの一つです。
美容系の施術を受けた場合、数週間のダウンタイムを要するケースもありますが、メスを使用しない糸リフトは、施術を受けたその日からメイクができるほどに体への負担が少ないです。
翌日に仕事や学校があったとしても、お休みを取らずに施術を受けられます。
肌にハリが生まれる
糸リフトの施術で挿入した糸は、皮膚にある真皮を刺激し、糸の周辺でコラーゲンの生成を促します。
コラーゲンが生まれると、肌にハリだけではなくツヤも与えてくれるので、たるみやほうれい線の改善だけでなく、若々しい見た目を手に入れられるという点もメリットだといえるでしょう。
将来的なたるみ予防になる
糸リフトは、定期的に繰り返し施術を受ける必要がありますが、リフトアップ・コラーゲン生成の効果を持続させることで、たるみ予防に繋がります。
すでに発生しているたるみやほうれい線、マリオネットラインを改善できるだけでなく、将来的なたるみの発生を予防できるというのも糸リフトのメリットです。
「たるみが気になり始めた」、「ほうれい線が目立ち始めた」という早い段階で施術を受ければ、より高い効果が期待できます。
効果が1~3年続く
効果の持続期間は、使用する糸によっても変化しますが、短くても1~1年半程度、長い場合だと3年以上持続するケースもあります。
繰り返し施術を受ける必要はあるものの、年に一度程度であれば、どんなに多忙な方でも無理なく継続できるはずです。
「毎月施術を受けるなんて面倒」、「施術の度に時間を取られたくない」という方も、糸リフトなら気軽に受けられるでしょう。
糸リフトの施術の流れは簡単5ステップ
ロレシー美容クリニックの糸リフトの流れは、診察から完了まで5ステップです。
しっかりとカウンセリングや診察を行っているクリニックを選ぶことで、スムーズに施術を受けられます。
予約を取って医師による診察
まずはクリニックで診察希望日に予約を取り、医師の診察を受けましょう。
患者様の状態を確認した上で、適切な治療方法をご提案します。
カウンセラーの料金説明と同意書記入
医師の診察が終わったら、専門のカウンセラーによる説明があります。
施術の内容から補足まで詳しく解説いたしますが、不安な点や疑問に思う点があれば、お気軽にご質問ください。
不安なく施術できると納得した上で、料金説明と同意書の記入を行っていただきます。
糸の挿入位置をデザイン
希望の仕上がりになるように、糸をどの位置に挿入するかデザインします。
挿入位置を細かくデザインすることで、より理想に近い形を実現できるようになります。
施術
感染症予防として、顔を消毒してから施術を行います。使用する注射針は、消毒済みです。
消毒が済み次第、痛みを和らげる麻酔を施してから糸の挿入を行います。
施術後はそのまま帰宅してOK
施術後は、薬を塗ったりクーリング(冷却)を行って肌の状態を観察します。
特に問題がなければ、そのままご帰宅いただけます。
糸リフトに関するよくある質問
糸リフトに関する、よくある質問とその回答をまとめました。
糸リフトを受ける前に確認しておきましょう。
ほうれい線に使用した糸はどうなりますか?
溶ける糸は、挿入後に溶けて体内に吸収されて、尿となり体外へと排出されます。
糸リフトによって生成されたコラーゲンは、排出されずなくならないため、肌のハリは維持されます。
メンテナンスのために通院する必要はありませんが、糸リフトの持続期間は1年から長くとも3年程度とされているので、効果を継続させたい場合は定期的に施術を受けなければなりません。
施術後に違和感が出ることはありますか?
希望に合った糸を使用し、違和感が出ないように施術を行います。
ロレシー美容クリニックでは、テスリフト、トゥインクルリフト、ショッピングリフトがあり、悩みや改善したい箇所に適した本数で治療を行います。
施術後の違和感には個人差がありますが、多くの方は数日程度で自然に治まるでしょう。
糸リフトは、副作用のリスクを抑えて行われる施術ではありますが、赤みや腫れなどの症状が現れるケースもありますし、施術を担当する医師によっては、糸の挿入位置が悪く、肌に凹凸ができてしまう場合もあります。
赤みや腫れがなかなか治まらなかったり、強い痛みを感じたりした場合は、施術を受けたクリニックに相談してください。
ほうれい線の糸リフトには何本必要になりますか?
ほうれい線の糸リフトに使用する本数は、左右合計で8本が目安となります。
施術を受ける方の状態や要望によって変わるので、決められた本数というものがありません。
実際にクリニックへ足を運び、医師の診察やカウンセリングによって、最終的な本数が決定されます。
施術の種類によっても本数は異なるので、まずはクリニックに相談しましょう。
まとめ
糸リフトは、ほうれい線改善に適した治療です。
加齢による肌のたるみを軽減してくれるだけではなく、糸リフトを受けることによりコラーゲンが生成されて、若々しく健康的な肌を手に入れられます。
永久的な持続ではないため、定期的な施術が必要ではあるものの、外科的手術を必要とせずダウンタイムも短いため、翌日の仕事や外出予定にも影響が出ないことが大半です。
ほうれい線やフェイスラインを改善したいという方は、ロレシー美容クリニックへお気軽にご相談ください。
福留 斉
HITOSHI FUKUTOME
ロレシー美容クリニック院長
医学部卒業後、研修医として網走(北海道)の病院に勤務、その後、某大手の美容外科クリニックにて多くの施術を経験する。
自身の理念を形にして患者様に提供するために、ロレシー美容クリニックを開業。
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